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第10回 海外公演「日本、中国、韓国での人形劇による環境教育」

8月7日から20日にかけて、環境事業団(現・独立行政法人環境再生保全機構) 平成15年度地球環境基金による「日本、中国、韓国での人形劇による環境教育」助成事業が行われました。
今回の韓国公演に際しては、たくさんのみなさんのご尽力、ご厚意により、大きなトラブルもなく、無事全日程を終えることが出来ました。


■公演レポート

8月、私たちは2週間に渡り、隣りの国、韓国で人形劇の公演を行ってきました。
三都市15回の公演は、大きなハプニングも無く、無事に終えることができました。韓国の人たちはとても反応が良く、毎回の様に手拍子が起こり、暗転になる度に拍手が響きます。私たちも、そんな観客のみなさんに支えられながら、気持ちの良い上演ができました。 また驚いたことは、上演後の写真撮影の盛況さです。韓国の子どもたちの夏休みの宿題が「写真日記」だそうで、それも手伝ったのでしょう。送り出しで、また舞台上で、人形たちは日本以上のフラッシュの嵐を浴び、人気を得ていました。
さて一方で、仕込みや積み込み等は、思う様に進まない場面もあり、改めて、言葉や文化の違いが与える影響の大きさを実感しました。中でも照明の仕込みには一番多くの時間を要し、徹夜になってしまったことや、調整時に大がかりな機械を必要とする会場もあり、私たちもお手伝いしたりしていました。 それから、唯一日本語で流れる「歌」の訳を、スクリーンやパソコン等で字幕に映し出す作業も、日本では味わうことのない苦労でした。
上演以外では、春川人形劇祭の中で、他劇団の上演を観ることができ、多くの発見や気付きを得ることができました。また、吹き替えをしてくださった劇団「影」の方たちとの会食や、ある夜、海外劇団との自国の歌を披露し合ったひとときは、思い出深く残っています。 この様に、多くの方々に支えられ、皆で力を出し合い、一回一回の上演を終えられたことを実感しています。携わってくださった方全てと、観てくださった方々に心から感謝したいと思います。ほんとうにありがとうございました。 釜山でお世話になった超先生が「・・・タンポポのように・・・」とおっしゃっていたことを思い出します。地球という大地に根を張って咲いた私たちの作品が、綿毛となって観てくださった人々の心の片隅に根づいてくれたら・・・と願っています。

《レポート:小島雅江・岡部千絵》

第9回 海外公演「日中国交正常化30周年記念・日中合同公演」

環境事業団(現・独立行政法人環境再生保全機構)「平成14年度 地球環境基金」による、すぎのこの「日本、中国での人形劇による環境教育」事業は、「日中国交正常化30周年記念・日中合同公演」として文化庁、在上海日本総領事館、在日本中華人民共和国大使館の後援のもと、上海木偶劇団とともに、杭州、蘇州、上海で、すぎのこが環境教育劇『救え!緑の星を』、上海木偶劇団が音楽児童劇『蛙と鵞鳥』を公演し、大きな成果とともに無事終了いたしました。
「上海木偶劇団」と「すぎのこ」との20年以上に亙る熱い友情があり、その友情と上演作品の持つ意義を理解して下さった上海市文学芸術界聯合会を始め、多くの方々の溢れんばかりのご協力を得て実現したものです。「上海木偶劇団」の『ガマと鵞鳥』が先に演じられ、20秒足らずのうちに『救え!緑の星を』の舞台に換えるという神技を、二つの劇団員が呼吸と力を合わせて見事に行う様は、正に二つの劇団の友情を象徴するものでした。
すぎのこは「日本が犯した環境面での過ちを、これから大きな経済成長を遂げる中国で繰り返させないようにする事は日本の務めである」との思いを込めて、循環型社会形成をテーマにした本作品を中国の子ども達に観てもらいました。観終わった小学生に感想を求めると「地球は皆で力を合わせて守って行かなければいけないと思います」と、しっかりと答えてくれました。学年を尋ねると、なんと1年生。大きな手応えを得て、中国公演の旅は終わりました。